らんどくなんでもかんでもR

はじめまして。文学や美術、音楽、そして猫のブログをしています。 よかったら、のぞいてみてくださいね。 Nice to meet you. I write about literature, art, music, and cats.

クラシック音楽

【美術】オランジュリー美術館展2「ピアノを弾く少女たち」ルノワール

「ピアノを弾く少女たち」ルノワール 絵画のテーマには「手紙を読む人」「本を読む人」 というものがあり、好んで描かれます。 構図的には似たような感じの絵になってしまうので、描く方としてもあまり面白くないんじゃないかなと邪推しがちですが、 手紙や…

【美術】高畑勲展3 セロ弾きのゴーシュ

セロ弾きのゴーシュ オーケストラに所属するチェロ弾きの青年が、どうしても上手く弾くことができず、 仕方なく夜一人で練習に励んでいると、 そこに夜な夜な色々な動物が家に現れ、 一緒に音楽を練習し、音楽に目覚めて行くというお話。 ゴーシュとはフラン…

【クラシック音楽】ウィーン世紀末のクラシック音楽 アルバン・ベルク「歌劇 ルル(未完)」

今回はシェーンベルクが自作の絵にも描いたアルバン・ベルクの作品について 実際のアルバン・ベルクはこんな人です。 品のいい優男風イケメンですね。 今回は、このイケメンが作曲した、変な音楽についてですが(^_^;) とっつきにくい彼の作品の中では ヴァイ…

【クラシック音楽】ウィーン世紀末のクラシック音楽 シェーンベルク「月に憑かれたピエロ」

ウィーン・モダン展で見たシェーンベルクの肖像画 自分は、シェーンベルクの作品については、 あまり好んで聴くという感じではありません。 その作品の印象を一言で言うと、キーとかギャーと響いて人を不安にさせる音楽(笑) しかしながら、じっくり聴き込…

【クラシック音楽】鈴木舞&小林侑奈ミニコンサート

昨日、ご縁があり、あるパーティーに招かれまして、 そこで、ヴァイオリン&ピアノのミニコンサートが催され、 鈴木舞さんというヴァイオリニストの演奏を初めて聴きました。 https://maiviolin.com/biographyjpn/ 40分ほどのミニコンサートは、いわゆるヴァ…

【クラシック音楽】ウィーンを彩るクラシック音楽 シューベルト

今回はウィーン・モダンの番外編として、ウィーンを彩った作曲家たちをお送りします。 まずはシューベルト。 クラシックの醍醐味は演奏によって曲の表情が変わるということ。 ちょっと無理矢理、読書に例えますと、外国文学の翻訳によって作品の印象が変わ…

【美術】ウィーン・モダン5 ウィーンのクラシック音楽

ウィーン華やかな時代、クラシック音楽も大きく花開いていました。 ウィーンのクラシック音楽と聞いて、 まずピンとくるのは、ウィンナーワルツでしょうか。 ウィーンのニューイヤーコンサートの華やいだ雰囲気は独特のものがあります。 ラデツキー行進曲 …

【美術】クリムト4 「ベートーベン・フリーズ」

クリムト「ベートーベン・フリーズ」 これは一枚の作品ではなく、長い方形の部屋の三面の内壁に描かれた作品です。 その全容については、こちらの映像をご覧になってください。 第一の壁に幸福への憧れを象徴する精霊が現れる ひざまずく男女は弱い人間の苦…

【クラシック音楽】ラ・フォル・ジュルネ2019 神尾真由子 チャイコフスキーVn協奏曲

ラ・フォル・ジュルネ最後の記事となります。自分はバイオリニスト神尾真由子さんには大変な思い入れがあります。今から十数年前、彼女が14歳の時、武蔵野文化会館というところで初めて彼女のヴァイオリンを聴きました。当時の彼女は、とんでもない才能を…

【クラシック音楽】ラ・フォル・ジュルネ2019 18世紀ヨーロッパの音楽

18世紀イギリスの貴族の青年がフランス、イタリア、ドイツと旅をして、それぞれの国の音楽に触れるという趣向のコンサート。当時イギリス貴族の子弟にはそういう旅行が実際流行ったそうです。18世紀のバロック音楽というと、一般にはちょっと馴染みのな…

【クラシック音楽】ラ・フォル・ジュルネ2019 ラフマニノフピアノ協奏曲第3番

前回記事にした中世ルネッサンスの音楽から、500年の時が経過して生まれた曲。ラフマニノフ ピアノ協奏曲第3番歴史は神の時代から、ルネサンスそして市民革命を経て人間の時代へ。それに相和してクラシック音楽も、神に捧げるものから、人間を表現するも…

【クラシック音楽】ラ・フォル・ジュルネ2019 中世・ルネサンスのアカペラ声楽曲

このコンサートの会場はいわゆるコンサートホールではなく、通常は国際フォーラムで開かれる会議などのために用いられる空間でした。ですから、いわゆる舞台袖というものがなく、演奏者はいったいどこから現れのだろうかと思いきや、彼らは客席の後ろの扉か…

【クラシック音楽】ラ・フォル・ジュルネ 2019

ゴールデンウィーク真っ只中の5月3日、毎年恒例のラ・フォル・ジュルネ クラシック音楽の祭典に行って参りました。当日は見事な五月晴れで、風も心地よく 清々しい気持ちになれるお天気。国際フォーラムの会場に着くと、ものすごく賑わっています(@_@;)ま…

【クラシック音楽】ドヴォルザーク交響曲第9番「新世界より」 後編

後編です。交響曲の醍醐味は、様々な楽器の音色がブレンドして音楽を織り成すことにありますが、自分はピアノなどに編曲したシンプルな演奏で聴くことがよくあります。何て言うんでしょうか、すっきりクリアにメロディーをなぞるのが好きなんですね。https:/…

【クラシック音楽】ドヴォルザーク交響曲第9番「新世界より」 前編

この前、ムンクの絵の記事の中で、ドヴォルザーク交響曲第9番「新世界より」を紹介しましたが、https://blogs.yahoo.co.jp/no1685j_s_bach/16546039.htmlブログの中で音源を添付するときは、その記事の内容に合った演奏のものを20ぐらい聴いてその中から…

【クラシック音楽】師走に聴く音楽

年末の師走真っ只中、やはり忙しい日々が続いています。仕事が終わって帰ってくるのは夜遅く、日によっては0時近くになってしまうこともあります。 唯一寝る前の僅かな時間に音楽を聴くのが楽しみなのですが、やはりこういう時に聴くのは、淀んだ心に溜まっ…

【クラシック音楽】ブルーノ・レオナルド・ゲルバー  ピアノリサイタル 後編

若き頃からのベートーベンの友人であり、支援者であったワルトシュタイン伯爵続きです。しかし、ゲルバーの真骨頂はこれからでした。月光を上回る、さらに素晴らしい音楽が、次の曲「ワルトシュタイン」でした。「ワルトシュタイン」は、ベートーヴェンの友…

【クラシック音楽】ブルーノ・レオナルド・ゲルバー ピアノリサイタル 前編

ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ 第14番 嬰ハ短調「月光」 op.27-2 ピアノ・ソナタ第21番 ハ長調 「ワルトシュタイン」 op.53シューマン:謝肉祭 op.9ショパン:アンダンテ・スピアナートと華麗なる大ポロネーズ op.22自分にとって本当に久々となる本格的な…

【クラシック音楽】足でピアノ

「手でピアノで弾く」というのは、常識以前の至極当たり前なことですが、「足でピアノを弾く」と言ったら、そんな奇想天外で奇天烈なことできるわけがないと誰もが思うことでしょう。しかし、日本人ならば、足でピアノを弾くといえば思い出すこのシーン。htt…

【クラシック音楽】ラ・フォル・ジュルネ メンデルスゾーン

今回、ゴールデンウィークに行った音楽祭ラ・フォル・ジュルネ「熱狂の日」のネーミングですが、これは、モーツアルトのオペラ「フィガロの結婚」の題名に由来します。「フィガロの結婚」原作の正式なタイトルは、『狂おしき一日、あるいはフィガロの結婚』…

【クラシック音楽】ラ・フォル・ジュルネ ショパン

クラシック音楽を聴くというのは、同じモデルを描いた様々な画家の絵を見るのに似ています。同じモデルを描いても、描く画家によって対象の捉え方は様々で、色々な作品があり、それらの作品は、それぞれ個性を帯び、それぞれの味があるものです。それはどれ…

【クラシック音楽】ベートーベン ピアノソナタ第23番「熱情」

空海真言密教の曼荼羅究極の調和の世界を表しているとされる自分が疲れた時にすることは、やはり音楽を聴くことです。以前、自分が見た、実在の高名な指揮者の伝記映画で、主人公が指揮者を目指すきっかけとなった言葉。「指揮者の成す業は神の御業と同じ。…

【クラシック音楽】同曲異演奏の魅力 スクリャービン エチュード8-12

今回は、前にやりました同曲異演奏の魅力という企画をやってみたいと思います。以前、「ラ・カンパネラ」を取り上げましたが、今回は「悲愴」という曲です。クラシック音楽でピアノ曲「悲愴」といいますと、ほとんどの人が、ベートーベンのピアノソナタを思…

【クラシック音楽】神童の演奏

クラシック音楽では、神童と呼ばれる人物が現れることがままあります。その神童の元祖として、真っ先に名を挙げられるのは、かのモーツアルトでしょう。彼の神童のエピソードは、わずか3歳の時に、姉の奏でた曲を、すぐさまピアノで完全に弾きこなしたとい…

【クラシック音楽】カティア・ブニアティシヴィリ

先日10月総括の記事で紹介したチャイコフスキー「四季」秋の歌。http://blogs.yahoo.co.jp/no1685j_s_bach/15292566.htmlその演奏をしたピアニストについて問い合わせがありましたので、今回は彼女のブログコンサートを催したいと思います。チャイコフスキー…

【クラシック音楽】みなとみらいオルガン1ドルコンサート 2

J.S.バッハ カプリッチョ「最愛の兄の旅立ちに」BWV992 の楽譜 久しぶりに行って参りました横浜みなとみらい1ドルオルガンコンサート。http://www.yaf.or.jp/mmh/recommend/2016/04/2016-1.php1ドルで数曲のオルガン曲を聴かせていただけるという画期的試…

【クラシック音楽】ベートーベン交響曲第7番 宇野功芳指揮

前回、クラシック音楽評論家宇野功芳氏の記事を書きましたが、記事に掲載した画像が、タクトを振る指揮者の姿であることに違和感を覚えた方もいらっしゃるかもしれません。実を言いますと、宇野氏はもともとは合唱指揮者で、その片手間としてクラシック評論…

【クラシック音楽】宇野功芳氏を偲ぶ

先日、クラッシック音楽評論家宇野功芳氏が亡くなりました。 彼は自分のクラシック音楽の嗜好を形成するのに、少なからぬ影響を与えた人物で、今回は彼の話をしようと思います。宇野氏がその演奏の良し悪しを決めるのに、唯一指標としているのが、自らの直観…

【クラシック音楽】チャイコフスキー ピアノ協奏曲第1番

チャイコフスキー肖像チャイコフスキー:ピアノ協奏曲第1番 変ロ短調 op.23ルーカス・ゲニューシャス:ピアノウラル・フィルハーモニー管弦楽団 今回のラ・フォル・ジュルネにおける自分のメイン。チャイコフスキー ピアノ協奏曲第1番。クラッシック音楽に…

【クラシック音楽】ラ・フォル・ジュルネ 無料コンサートの魅力

ラフォルジュルネの魅力は、有料コンサートだけではありません。会場である国際フォーラムを飛び出して、丸の内界隈のあちこちで、無料のコンサートが催されており、それもこの音楽祭の魅力を彩っています。例えば、帝国ホテルのエントランスロビーで行われ…